小学校の現場で働いてきた中で、『見るチカラ』が未発達なために苦手なことがあって、自信 を無くしている、そんなお子さんが多いと感じてきました。 学習・運動・コミュニケーションや日常生活などの、様々なスキルの土台である『見るチカ ラ』を育てるビジョントレーニングを通して苦手さを減らし、自信を持って楽しく毎日を過ご してほしい。 という想いで2022年、むつ市にて教室を開設しました。
代表 秋山 真由美
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~トータルビジョントレーニング協会ホームページより引用~
▢ 1.本を読むときに行を飛ばしたり 同じ所を何度も読んだりする
▢ 2.視力はいいのに、 ピントが合わなかったり、 二重に見えたりする
▢ 3.何かを見るときに頭を傾けたり、 横目で見たり、 姿勢が悪かったりする
▢ 4.文字をノートに書き写すのが 遅い、行からはみ出す、字が汚 い
▢ 5.ダンスや体操で、真似をして 体を動かすのが苦手
▢ 6.運動や球技が苦手
▢ 7.手先が不器用
▢ 8.集中力がない、 落ち着きがない
▢ 9.よく転んだり、 ぶつかったりする
▢ 10.初めての場所や初めての こと、切り替えが苦手
▢ 11.黒目の位置が左右ずれている
*まずは眼科医での専門チェックをお勧めします
▢ 12.左右の認識がはっきり していない
▢ 13.階段の昇り降りやエスカ レーターに乗るのが苦手
▢ 14.家族や周りの人とのコミ ュニケーションが苦手
▢ 15.記憶力、理解力に自信が もてない
上記にチェックがある人はトレーニングで改善する可能性があります。 ご本人が様々な問題に気づいていない、自覚がないことも多く、運動音痴とか努力不足という言葉で片付け られてしまいがちですが、 ご本人は生きづらさを感じていたり、周りの人が想像できないような、大変な苦労や努力をされていたりしま す。 周りの人が気づいてあげられて、トレーニングで改善できれば、ご本人のその後のより良い人生を送るきっ かけとなるかもしれません。
視力、ピントを合わせる、追いかけて見る、あちこちを見る、両目をバランスよく使う、見つめるもの の周りの景色を把握する、色や形の把握、図と地の区別、仲間を見分ける、視空間を認識する、目と体のチ ームワーク等をトータルしたものを、見るチカラ(視覚機能)と言います。
そしてこれらの力は大きく入力・処理・出力の3つの働きに分けられます。
入力・・・視力・眼球の動き
*視力に関しては、眼科医とよくご相談ください。
処理・・・眼から入った情報を 脳で処理
出力・・・眼で見て 脳で処理した情報をもとに 体を動かす
~『発達の気になる子の学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング』
北出 勝也 監修 ナツメ社 より引用~
1.書(描)く力
2.読む力
3.作る力(手先の器用さ)
4.運動する力
5.集中力・注意力
6.記憶力
7.イメージ力
トレーニングの内容は、目の体操・両目のチームワーク・周辺視などの眼球トレーニングの他、パズルやプリントワーク、記憶クイズやカードを使った脳トレ要素のもの、目と体を繋げるための動きなど、多岐に渡ります。
からふるでは、視覚の発達の上で重要な脳の基礎感覚である前庭 覚や固有覚にアプローチする遊びも取り入れています。
一見、遊びのように見えますが、実際、それぞれアプローチしたい目的のある、遊びなのです。
昔の子どもたちが毎日外で遊んでいるうちに視覚機能が自然に鍛えられたように、遊びを通じてトレーニングし、視覚機能の発達を促します。
スポーツや学習と同じように、見るチカラも継続してトレーニングすることが大事です。
からふるでの月に4回のトレーニングだけでなく、日々の生活の中でちょっとしたトレーニングをする ことで、かなり変わっていきます。
ひろがっていくビジョントレーニング
全国の学校現場では、特別支援だけでなく、学校全校で行っているところもあったり、
スポーツ系部活動のトレーニングの一部として取り入れられています。
球技やボクシングなどのアスリート養成にも使われています。
ここ下北でもすでに、全校の取り組みとして週に2回、朝自習の時間に実践している小学校もあり ます。
また、子どもから年配の方まで、幅広い世代に効果があります。 眼の組織的発達は10代でピークを迎えますが、視覚機能は年齢に関係なく向上させることが可能な のです。
からふるの所属している団体です。拠点は青森県ですが、県内のみならず、各地に認定トレーナーが誕生し、 活躍しています。
視機能トレーニングセンタージョイビジョン神戸米国オプトメトリードクター 北出勝也
ビジョントレーニングの第一人者、北出勝也先生です。北出先生の講座を受講後、インストラクターとして認定をいただきました。